内視鏡検査を受けた

特に異常があるわけでは無いが前々から調子が悪い気がしていたのでいきつけの医者で大腸の内視鏡検査を受けることにした。

 

検査前日は米と素うどんと食パンしか食べてはいけないとのことで水だけで暮らした。ジュースや茶もダメだ。

 

検査当日は早朝から病院に呼び出されて一リットルの下剤を飲まされる。これが大変苦痛でまるで出来損ないのアクエリアスを飲まされているような状況だった。

 

下剤を飲んだらもちろん中身が空になるまでトイレと病室を往復する生活が始まるがこれが何よりも苦痛だった。のべ13回ほど看護師のチェック(この辺は少しぼかして表現する)を受けたが、まるで終わりが見えなくて苦しかった。この過程に七時間かかった。今後受ける人はこの点について覚悟しておくと良いと思う。

 

腸の中身が空っぽになるといよいよ検査ということになるわけだが、その設備が思いの外仰々しくて間違って手術されてしまうのではないかといった印象を受けた。

 

検査はまず尻の部分に穴の空いた検査着を着せられ、その後にベッドに横たわって点滴が取り付けられる。これは栄養と水分を補給するためのブドウ糖を補給するためのものだ。ついでにここから麻酔も入れられる。少しふわふわすることになる。

 

下ごしらえが済んだらいざ検査と言う事になるが自分は知人からうぐーっという状況が来ると教わっていたのでかなり緊張しておりさながら初めてを迎える女性の恐怖感のようなものを擬似的に体験出来た気がする。確かに怖い。

 

だが実際のところ、検査自体は全く苦痛でもなくただ横になってぼーっとしていれば終了したので寧ろ新鮮で楽しかった。

 

最後に費用だが、およそ五,六千円で受けることが出来るので意外とリーズナブルなところを突いている。お得だ。

 

まとめると、内視鏡検査は検査に至るまでの段階が苦痛で仕方ないが検査自体は大したことはないので怖がらずに受診してみるのも悪く無いと思った。でも普通大腸が心配な人なんてあんまりいないよね。